Accademia Maestri Pasticceri Italiani(イタリア菓子職人名匠協会)は、イタリアの優れた製菓職人を象徴する組織です。AMPIは1993年にイジニオ・マッサーリ(ブレッシャ出身の名匠菓子職人。1964年以来コンペティション、イタリア国内・国際コンテストで300を超えるアワードを受賞しています)ほか13人の菓子職人によって、イタリアの「高級菓子」の振興を図るために設立されました。そのねらいは、イタリアの伝統に芸術的スキルを応用し、高品質の作り込みに貢献する菓子職人のシェフたちの経験を共有することです。イタリア全国の74人のシェフたちが当協会のメンバーで、またイタリア系アメリカ人シェフ2人(サンフランシスコのゲーリー・ルッリとニューヨークのビアージョ・セッテパーニ)と日本人メンバー1名もいます。本協会は、菓子職人のシェフたちの専門的成長と伝統を拠り所とする高級デザートの探求の支援を目指します。AMPIは洋菓子業界をリードするシェフたちをイタリア国内レベルで結び付け、製造プロセスの研究と助言を行い、栄養価の優れた高品質な材料を使ってイタリアの菓子のイメージの強化を図ります。Accademia Maestri Pasticceri Italianiは高品質なイタリア製品の宣伝を通じて菓子職人の国際的シーンにかつてなかった大きな可能性を作り上げました。
非営利団体、真のナポリピッツァ協会(Associazione Verace Pizza Napoletana)は1984年にナポリで設立されました。AVPNのミッションは、品質を認定する登録商標「Vera Pizza Napoletana(真のナポリピッツァ)」を通じて、イタリアおよび世界中で本物のナポリのピッツァを宣伝し保護することです。当協会は、この認定に加盟するピッツェリアおよび「真のナポリピッツァ」を作るために必要な食品生産チェーンから入手した材料のプロモーション活動と保護も行っています。またプロのピッツァ職人の訓練も行っています。
JREは、オート・キュイジーヌ界で活躍中の優れた若手のシェフたちが集まる組織です。料理を愛し、経験や価値観を互いに共有したいと考えるシェフたちの集まりです。探求心、エクセレンス、そして成長の糧として弛まぬ交流を基盤とする活動です。1970年代の半ばにフランスで設立され、現在では次の15か国の350を超える数のレストランが所属しており、料理のさまざまな経験と表現を探求しています: オーストリア、ベルギー、クロアチア、デンマーク、ドイツ、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、スロベニア、スペイン、スイス、英国。イタリア支部には現在88名のシェフがおり、そのうち59名は普通会員、29名はモデナのレストラン「L'Erba del Re」のオーナーのルーカ・マルキーニを筆頭とする名誉会員です。
ニーコ・ロミート・アカデミーは、2011年に設立された専門学校で、レストランおよび調理部門でシェフを目指す方々へ高度な技能を伝授するためのものです。プロ向けイタリア料理コースは、理論、実技、専門トレーニングを組み合わせた集中プログラムを提供します。2013年に「食品およびワイン部門のトレーニングコースの設計と提供」の適用範囲においてISO 9001認証を取得しました。この学校の生徒はニーコ・ロミートの「リストランテ・レアーレ」で現場のトレーニングを体験したり、この部門をリードするエキスパートたちのワークショップに参加したりできます。本校はポッレンツォ食科学大学(UNISG)およびスローフード協会と提携しています。料理教育のエクセレンスを極めることで、世界中にイタリア料理を紹介するアンバサダーとしての役割を果たしています。
Campus Etoile Academy(カンプス・エトワール・アカデミー)は、2010年に料理界の匠ロッサーノ・ボスコロによってヴィテルボ県のトゥッシャ地方に設立されました。当校では各教室にプロとアマチュアのいずれにも対応する個別のワークステーションがあります。 高度なテクノロジーと特殊設備が整っているため、学生、プロの料理人、アマチュアの方々が積極的に講習に参加できます。 当アカデミーは業界をリードする企業とシェフの協力を得て稼動します。次の設備があります: 「ペッレグリーノ・アルトゥージ」調理実習室(個別ワークステーションあり)、「ヴィンチェンツォ・チェルヴィオ」講義室(42席)、「バルトロメオ・スカッピ」製菓作業室、「アントニオ・ラティ-ニ」調理実習室(クッキングショーやセミナーの舞台として最適です)。
CAST Alimenti (食品アート、科学、技術センター) は、1997年にブレッシャで設立されたトレーニング・リフレッシャーセンターです。特別な設備のある実習室を備えたあらゆる料理分野の講習を提供するイタリアで唯一の学校です。 CAST Alimenti では、青少年からプロの料理人までを対象に、その在り方とノウハウの両方を向上させるために相応しい教師とツールを提供します。学習プログラムと講義は、イタリア産の製品の使用を重視して進められます。CAST Alimenti は、さらに国際料理コンクールに参加するあらゆるチームの訓練の場でもあります。
Dolce e Salatoは、1998年にそれぞれ料理と製菓の分野で活躍する2人の熟練シェフ、ジュセッペ・ダッディーオとアニエッロ・ディ・カプリオの情熱から生まれたクッキングスクールです。 イタリアの「食」に関する学校の草分け的存在であり、中南部では初の調理学校でした。 当校はカンパ―ニア州より承認を受けてヨーロッパ内で有効なE.Q.F. (欧州資格フレームワーク)の料理人、製菓職人、ピッツァ職人、ホール係・バリスタとしての資格を付与する権限が与えられており、ホテル飲食部門のプロを養成します。 料理の技とこの環境が融合して「食」についての教育・訓練と議論のためのプラットフォームをつくり、仕事と情熱が交わって正真正銘の美食の大学が誕生しました。ここで提供される網羅性の高い教育を受けた生徒たちには、各分野での輝かしい道が開かれます。
Congustoは、2003年にフェデリコ・ロレフィチェによって設立されました。ロレフィチェは15歳の若さでケータリング会社を立ち上げた経歴をもつ人物です。フェデリコの親は料理をこよなく愛するこの少年に支援の手をさしのべました。Congustoは本来アマチュア向けの料理学校として誕生したものでしたが、7年後にはプロ向けのカリキュラムを加えて拡張されました。2015年にCongusto Gourmet Instituteは外国人向けのイタリア料理教室を開講し、ロンバルディア州より職業訓練学校、高等専門学校、継続的教育訓練の提供者としての認証を取得し、設備を拡張しました。現在Congustoは調理学の世界をリードする学校として、調理・製菓・製パン、ピッツァ、製麺のプロやレストラン管理者を養成するコースを提供しています。Congusto Gourmet Instituteプロ向け調理学校は、最新の調理用設備のある教室を7室備えており、ミラノ最大の調理トレーニング施設となっています。Congustoのプロフェッショナルコース修了者は、学年末にエントリーレベルの作業プログラムに配属されます。 2018年4月にItalian Gourmet出版社がCongusto Gourmet Instituteのパートナーとなりました。これに伴い、当校の講習内容にハイグレードなコンテンツやミシュランの星付きシェフを講師とするコースが加わり、さらに充実しました。プロフェッショナルコースやアマチュアコースの生徒たちには、徹底的に詳細な教材や高級料理本を使用した高度な内容が用意されており、、Italian Gourmet社主宰のイベントに参加することができます。
ALMA is recognized worldwide as a renowned centre for professional training dedicated to the Italian hospitality and catering industry. It provides training not only to chefs and pastry chefs but also to bakery chefs, waiting staff and professionals, sommeliers, restaurant managers, gelato makers and pizza makers. Its headquarters are in the heart of the Italian Food Valley: the splendid Reggia di Colorno, just a few kilometres from Parma, Unesco city of Gastronomy. ALMA's educational principle is based on and inspired by Maestro Gualtiero Marchesi, the father of Modern Italian Cuisine, who was also dean of the school. The Maestro’s ideas live on and lay down the basis for ALMA's teaching methods with a view to keeping up with the times, always being innovative and in line with the world of professionals. The courses and masters promoted by ALMA provide exclusively skills and qualifications at a professional level.
InCibumは、規模と設備と目標において、南イタリアで他に比類のない調理学校で、サレルノの近くのポンテカニャーノ・ファイアーノにあります。 当校では、特別高等教育コースを通じて、プロの料理人、学生、アマチュア料理愛好家へ、権威あるエキスパートや星付きシェフや大学教授などの指導の下のトレーニングを受ける機会を提供します。 当校の調理専門家トレーニングコースはシェフを目指す人々のためのもので、高レベルのレストランで仕事をするために必要なスキルが取得できます。 プロフェッショナル国際シェフコースは、インターナショナルな料理を目指すプロのシェフのためのコースです。InCibumには、パティシエシェフやピッツァ職人を目指す方々のためのコースも用意されています。
I.I.S.Bartolomeo Scappiは、カステル・サン・ピエトロ・テルメ(ボローニャ近郊の町)にある飲食サービス・宿泊・観光専門学校です。夜間課程も用意されているほか、(闘病生活を送る青少年にも学習の機会を与えるために)「リッツォーリ」整形外科病院、ボローニャの「サントルソラ」総合病院の「ゴッザディーニ」小児科病棟、イモラのモンテカトーネ・リハビリテーションセンター内にも拠点をもち、イタリアの教育制度およびイタリア全国レベルの基準の目標を守りながらも、組織的にも指導上も独立した体制を備えています。この学校は、構成要素全体を通じて職業訓練を奨励して人間の能力を引き出すことを課題としており、 イタリアの憲法に定められた教育を受ける権利の確保に努め、訓練、文化、専門知識を提供して生徒の成長を図ります。この学校では、教師と保護者たちの間で共有すべきアイデンティティや帰属意識や責任感を築くために、訓練上の目標と価値観を伝えられるような教育上の結びつきを構築することを目指します。
セッラマッツォーニ・ホテル&レストランスクールは、最新のホテル学校の例に倣って組織されており、生徒が寄宿生活を送りながら修養を積むことができます。寄宿式なので実際のホテルやレストランに近い状況がシミュレートできます。実際、生徒たちは客室、教室、実習室の間を日々行き来してそれぞれの役割を演じながら、月曜から金曜まで宿泊・飲食施設のスタッフ‐顧客間に生じるコミュニケーションを絶えず疑似体験することができます。この方式により若者たちが常に自ずとロールプレイに参加することになり、知識や専門的技能を身に着けやすい環境を提供します。 このような目的で、学習活動と交流のための最新の設備が用意されています。 アシスタントや盛り上げ役を交えたイベント、会議、映写会、上演なども行われ、寄宿生活は充実しています。 このようなモデルのもと、キッチン、ホール、バール、菓子売店、ホテルのルームサービスやフロントデスクは、すべて実際の業務のシミュレーションですが、教育という意味では、ここでしか得られないパワーが詰まった体験となります。 校舎は4階建てで、総面積は3000メートルに及びます。広々としていて設備が豊富で近代的な実習室、講義室、図書室・ビデオ・メディアライブラリー、マルチメディア室、会議室、自習室、休憩場(スポーツジムを含む)、生徒の寄宿部屋、教師の部屋が揃っており、設備を絶えずリニューアルするためにも、クオリティの高いホスピタリティを確保するためにも、ここ数年は絶えずメンテナンスと設備投資が行われてきました。
ポッレンツォ食科学大学は、2004年に国際スローフード協会がピエモンテ州およびエミリア・ロマ-ニャ州の協賛を得て設立したもので、イタリア政府から法的な認可を得た私立大学です。 十余年の活動の中で、本大学は絶えず学習コースの充実を図ってきました。その結果、学生の数も増え続け、食科学に関するものとしては、イタリアのみならず世界的にも網羅性の高い独創的なカリキュラムを提供するダイナミックでフレキシブルで極めて国際的性格の強い教育機関となっています。 この大学の独特のコースに惹かれて十数か国から学生が集まっています。学習、実習、世界中への研修旅行を組み込んだオリジナリティあふれる教育プロジェクトにより、学生たちは「食」に関連する自分の将来のための知識やスキルの獲得を目指して学習に取り組みます。 このようなアプローチの教育法により、学生たちは過去と現在の食品生産システムに対する包括的な見方と多様な文化がもたらす豊かさの有難みを学びます。 本学では、「食」にまつわる科学、文化、政治、経済、エコロジーといった多岐にわたる知識と技能をもち、生産から消費までの各段階をよく理解してサスティナビリティや世界の食料システムの支配権などといった価値観を展開できるような美食家を養成します。 「美食家」の定義の中核を成すのは、社会を形成する上で料理というものが持つ大切な役割の価値など、料理についての深い理解です。 今日までにポッレンツォ食科学大学の受講者の数は、現在の在籍者を含めて2500人を超えます。